- ホーム
- 教員が出版した発刊本の紹介
- パラリンピックと共生社会 ――2020東京大会のレガシーとは何か
パラリンピックと共生社会 ――2020東京大会のレガシーとは何か
発行年 2024年3月
価格 2,500円+税
目次
はじめに
第1部 共生社会と障害者
- 第1章 共生社会とは何か――障害のある人々をめぐる「共生」に焦点をあてて[新藤こずえ]
- 第1節 「共生」概念が用いられる文脈
- 第2節 マジョリティから見た障害のある人々と共生社会
- 第3節 「共生社会政策」における障害児者
- 第4節 共生社会実現の切り札とは?――大学での教育活動としての取り組み
第2章 障害学[戸田美佳子]
- 第1節 動き出した障害者政策
- 第2節 障害学の誕生と発展
- 第3節 社会モデルによる研究上の困難――地域研究からの視座
- 第4節 おわりに――障害学と障害の人類学
第2部 障害者スポーツと共生社会
第3章 リハビリテーションとスポーツ[石川ふみよ]
- 第1節 リハビリテーションとスポーツの関係
- 第2節 リハビリテーションとは
- 第3節 リハビリテーションを必要とする人のスポーツ
- 第4節 障害のある人がスポーツを行うことの課題
第4章 パラリンピックの歴史と開催意義[谷口広明]
- 第1節 リハビリテーションとしてのスポーツ
- 第2節 ストーク・マンデビル競技大会
- 第3節 障害別国際スポーツ統括団体の台頭と国際パラリンピック委員会の設立
- 第4節 パラリンピックの開催意義
第5章 パラリンピック難民選手団からみえてくるもの[子安昭子]
- 第1節 パラスポーツと難民
- 第2節 リオデジャネイロ大会から始まった難民選手団
- 第3節 東京2020パラリンピック大会に参加した6人のRPT選手のプロフィール
- 第4節 難民問題への取り組み――歴史と現状
- 第5節 PRTが国際社会に問いかけるもの
第6章 地域社会とパラスポーツ――「心のバリアフリー」に取り組む企業の事例[倉田秀道]
- 第1節 パラリンピックの意義と期待されるレガシー
- 第2節 ヨーロッパとの対比から見えてくる日本の姿
- 第3節 地域社会における社会課題の解決に向けたパラスポーツ支援
- 第4節 企業における特徴的な事例
- 第5節 まとめ
第3部 公開シンポジウムの記録
第7章 パラリンピックの開催が障害者イメージに及ぼす影響――4,000人の追跡調査から[久田満]
- 第1節 パラリンピックの起源と開催意義
- 第2節 パラリンピック開催の影響
- 第3節 障害者とは
- 第4節 調査の概要
- 第5節 調査結果
- 第6節 調査結果に対するコメント
- 第7節 結論
第8章 東京2020パラリンピック大会のレガシーとは何か
- 第1節 調査結果の印象
- 第2節 パラリンピックへの関心度
- 第3節 障害者教育とパラスポーツ教育
- 第4節 障害者のイメージ
終章 残された課題[久田満]
- 第1節 障害者との共生
- 第2節 障害者に対する偏見と差別がもたらす影響
- 第3節 偏見や差別はどのようにして生じるのか?
- 第4節 集団と集団の対立
- 第5節 偏見や差別のない社会の実現に向けて
- 第6節 東京2020パラリンピックのレガシーと今後の課題