教員が出版した発刊本の紹介

コロナ禍と日本の教育――行政・学校・家庭生活の社会学的分析

編者  中村高康・苅谷剛彦*

    *: 本学特任教授

    相澤真一(総合人間科学部教員)らが分担執筆

発行年 2025年4月

価格  5,060

目次

序章 コロナ禍での共同教育調査――意義と概要(中村高康)

Ⅰ コロナ禍での学習・ICT

  1. 1章 休校期間中の小学校でICT家庭学習課題を可能にした条件――地域や教育委員会の状況に注目して(香川めい)
  2. 2章 学校設備の格差が授業実践に与える影響――「GIGAスクール構想」本格化前の端末整備状況に着目して(池田大輝・瀬戸健太郎)
  3. 3章 コロナ禍における教育格差――学力・学習時間・ICT活用・「主体的・対話的で深い学び」(松岡亮二)
  4. 4章 コロナ禍における生徒たちの学習習慣格差――地域や教育委員会の状況に着目して(相澤真一)

Ⅱ コロナ禍と学校生活

  1. 5章 コロナ禍での部活動の実施状況と生徒の意識――中学生にとって部活動の中止・縮小は残念だったのか(山口哲司)
  2. 6章 学校行事が学校への満足度と帰属意識にもたらす影響――コロナ禍にともなう行事中止というイベントに着目して(田垣内義浩)
  3. 7章 コロナ禍における学校現場の多忙化(多喜弘文)
  4. 8章 コロナ禍における児童生徒の学校適応/不適応に関する分析――授業適応感と登校忌避意識に着目して(有海拓巳)

Ⅲ コロナ禍・家庭・教育

  1. 9章 コロナ禍における児童の過ごし方ときょうだいの影響(戸髙南帆)
  2. 10章 父親の在宅勤務は学習状況の格差を拡大するか――小中学生と保護者に対するパネル調査から(鎌田健太郎)
  3. 11章 災禍時における家庭の教育的文化活動とその変化――コロナ警戒度及び社会階層に注目して(中村高康)

終章 コロナ禍から見えた日本の教育(苅谷剛彦)